げっしるいで行こう

好き勝手な事を書きます。

多動力 堀江貴文氏 書評①

全編、堀江節炸裂のベストセラー

かなり有名な本なので、読んだ方も多いかと思われます。

が、今更ながら読みましたので書評を書いてみようかと思います。

 

かなりエキセントリックな言い回しが多く、これを一般人が本当に忠実に再現したとしたら、多くのトラブルを招くこと請け合いです。

しかしそれでも、さすが若くして起業し、フジテレビを買収寸前まで上り詰めたホリエモンの言葉、学べることは多かったように思います。

また、細かくトピックとそのまとめが記載してあり、とても読みやすい構成になっているのも高得点です。

 

内容を勝手にまとめると、下記の3つに分類されるかと思います。

1)生き方

2)時間の使い方

3)仕事の姿勢

 

ホリエモンの生き方

多動力というテーマにそのまま沿うのがこの「生き方」の部分。

3歳時のような好奇心を大事にし、面白いと思う事にドンドンはまっていく。分からない事があればインターネットをフルに活用し、情報を効率的に入手していく。

既にあることを再度自分でわざわざ0から作っていくことを”車輪の再発明”と言うが、現代人はこんなことをする必要は無い。さっさとググるか、それで分からないことはプロに聞けばいいだけだ。

他人は自分に興味がない、好きに生きろ。わくわくする事だけで24時間埋め尽くし、エネルギッシュに動く為には良く寝て、ストレスを溜めない。

こんな所でしょうか。

 

この生き方全般、そして後に説明する時間の使い方や仕事の姿勢からも、ホリエモンが効率を非常に大事にし、濃密に生きようとしていることが感じられます。

他人の目を気にし過ぎてしまう日本人(私を含めて)に取って、自分の好きに生きなさいという言葉は刺さります。自分も色々実践していきたいと思っています。

 

その一方で・・。

人が出来る仕事は人にやらせろ、やりたくない仕事はやらなくていい、やりたいことだけやって、それで仕事がクビになるならやりたいことを仕事にしろ! とまで言ってたのはちょっと暴言だなぁ、と思ったり。

自分のなりたい自分を目指す余り、自分さえ良ければそれで良いというエゴに走るのはどうなんでしょうか?(それがホリエモンのキャラであることは分かりますが・・。)

七つの習慣で感銘を受けた自分としては、自分を優先して公的な利益を考えないのは、どうしてもそれは自分の目指す人格とは違う気がしたので、そういう所は見習うべきではないと感じました。

 

続きます。