げっしるいで行こう

好き勝手な事を書きます。

なぜ、あなたの仕事は終わらないのかースピードは最強の武器である 中島 聡

右クリックの概念を作った元マイクロソフトの伝説のプログラマーが初めて教える超速時間術。その内容とは?

  1. ロケットスタート仕事術
  2. 界王拳!?
  3. 生き方

 

 

1.ロケットスタート仕事術とは何か?

一言で言えば、締め切りギリギリを狙って終わらせる”ラストスパート”志向をやめて、最初に全力で頑張って、後は流れでゆるゆると仕事をするという”ロケットスタート”志向で仕事をしましょう、ということ。

具体的には10日後が納期の仕事があったとして、2割である2日の段階まで全力で仕事を行い、8割の仕事を終わらせましょう、という提案ですね。

ラストスパート志向で往々として起こりうることは、「納期までの見積もりが甘く、仕事がぎりぎりまで終わらない → 無理して終わらせようとしてプレッシャーが掛かり、焦りから仕事の品質が上がらない」という事態。

それを避けるために、最初に全力を出して、あとは少し力を抜いて仕事を終わらせる、というロケットスタート志向を勧めています。

上司に仕事の納期に関して聞かれても、上記の方法で2割の日程まで全力で仕事を進めて、8割終わればその仕事は終わる。それが無理なら納期の延長を願い出る、ということで、終わらない納期で仕事を受けることも避けられるという寸法です。

2.界王拳で仕事をする

おおよそこういったビジネス書ではとても出なそうな単語ですが・・界王拳とはマンガ・ドラゴンボールに出てくる、自分の力を何倍にも引き上げる代わりに、それに応じて技後には莫大な疲労が溜まる、という技です。

前述した10日間掛かる仕事をロケットスタート術に基づいて考えるのであれば、上記2日は「界王拳20倍」を意識して、通常の20倍の力を出すつもりで仕事をする。残りの8日は、1日の最初の2割は「界王拳10倍」を意識してその日のメイン仕事の8割を終わらせ、残りの午前中の時間で「界王拳2倍」を使って1日のメイン仕事を全部終わらせる。あとは午後全て「流し」として、細々とした仕事(メールや打ち合わせ、電話応対や考え事など)を終わらせる。

その際、マルチタスクは絶対にしない。一つの仕事にだけ集中し、他の仕事は他の時間に行うことを徹底する。

長期スパンの仕事に至ってはタスクを細分化してから前述の2割・8割を行う。(”縦に切る” by筆者)

複数メイン仕事が同時進行している場合は、1日を分割して、決めた時間に決めた仕事をやる。(”横に切る”by筆者)

 

3.生き方

メインメッセージは、

1度しかない人生、思いっきり楽しもうぜ。やりたくもないことに延々時間をとられてるなんて、もったいないぜ。

良い言葉だと思います。

これを裏打ちするために、筆者の人生の経験や、時間節約に関するいくつかのTipsが述べられています。

  • 残業の時間なんかで仕事を選ばず、残業が気にならない位の好きな仕事を選べ
  • いつか使うかもと思ったレベルのことは勉強しない。必要な時に「調べる」形で勉強した方がいい。
  • さっさとプロトタイプを作ることで、色んな人からフィードバックをもらえる。評価もされやすいし、完成度も上げやすい
  • 前日に翌日行う15分単位程度のタスクリストをまとめて、界王拳でガンガン仕事を終わらせる実感を得るといい。

 

以上です。界王拳20倍(=寝食を忘れるレベルで超全力で行う。何もかも捨てる)というのはかなりの覚悟が無いと出来なそうですが・・。

しかし仕事のメリハリの参考にするにはとても良いと思います。

個人的に「午前中はメインの仕事に集中、他の仕事はしない」「プロトタイプをさっさと作る」 辺りはどんどん実践しています。