PHP Business THE21 2018 10月号 書評②
第一部 読んだ本を確実に活かすプロフェッショナルの読書術 (つづき)
「スキマ時間に斜め読みして睡眠学習で定着させる」ダイヤ精機代表取締役 諏訪貴子 氏
- 読書で何を得たいかを明確にした上で、読みやすい本を選択して読む
- 斜め読みして良いと思う箇所のページの端を折り、そこをスキマ時間で何度も読む
- 寝る前に2の箇所を繰り返し読み、睡眠学習を使って定着させる
こんな感じでした。選択式読書のススメ、という所でしょうか。
現代はネットがあるので、調べたいことはピンポイントで検索出来ます。
しかし、その代償として非常に限定された情報しか触れられず、視野が狭くなりがち。
本は体系的にまとめられているので、一度ざっと目を通すことで関連する新たな発見や興味がどんどん出てくることでしょう。
そこを重点的に読むことで、忙しい社会人でも効率的に学習が出来るというメリットがあります。
本の内容が必ず身につく「東大読書」のポイント ビジネス書作家 西岡壱誠 氏
「読む力と地頭力がいっきに身につく東大読書」というベストセラーの著者である西岡氏が提唱するのは、東大生が誰でもやっているという「本と対話する、能動的な読み方」。
そうなんだ、と流すのではなく、「なぜそうか?」「本当にそうか?」と本と対話することでより理解が深まるとのこと。
また、自分で要約することも大切。著者の主張を一言で表現するようにまとめなおすことも、まさにこれ「能動的」。
ベストセラーを読むときも「なぜ今これが売れているのか」と問いながら読むことで考える力を養えますよ、とのことでした。
自分もブログに内容を短文でまとめることで、まさにこの考えを養おう、と実践しているところであります。
電子書籍だからこそ身につく! Kindle読書術 ブロガー 和田稔氏
Kindleは紙の本に比べてこんなにメリットがあります!という紹介。
という、電子書籍自体のメリットのほかに、Kindleならではのメリットとして
- ハイライト&メモ機能
本を読んでいる時に、自分の気になる箇所に”ハイライト”として、蛍光ペン的な物を自由に引くことが出来ます。
さらにブラウザでhttp://read.amazon.co.jp/notebookというURLを手入力すると、
kindleの「メモとハイライト」というページにログインすることができ、ここでは自分が今までどの本のどこをハイライトしたのか簡単に調べてコピペすることが出来ます。
資料作りやブログに超便利!
- 検索機能
本の中で単語検索ができ、必要な情報だけをあっという間に調べることが出来ます。またkindle専用端末なら一冊の本だけでなくクラウド上のすべての蔵書から一括検索することも出来るので、「どの本に書いてあったっけなぁ?」というあやふやな時でも、さっくり目的の記載にたどり着けます。
- 読み上げ機能
個人的にはイチ押しの機能です。
本の内容を読み上げてくれます。これでもはや移動中でもどんどん読書が可能。すごい。
iOSなら設定ー>一般ー>アクセシビリティー>スピーチー>画面の読み上げをオンにした後、2本指で下方向にスワイプするだけ。
Androidもちょっと癖があるけど出来ます。(詳細はご検索下さい。)
さらにスマートスピーカとの連動も可能なので、いつでもどこでも読書が出来る、まさに最終兵器と言えるでしょう。
さて、私は電子書籍と紙の本は使い分けています。個人的には雑学やビジネス書は電子書籍の方が便利なことが多いですが、何かを学習する時は紙の本の方が頭に入るし、書き込みや付箋も自由に貼れて読みなおし安いので好きです。
マンガ類は完全に電子書籍ですね。場所取らないのがGood。