げっしるいで行こう

好き勝手な事を書きます。

PHP Business THE21 2018 10月号 書評①

特集は・・・「考える力」が必ず身につく「読書術」

頭がいい人が実践する「戦略的」な本の読み方とは?

駅のコンビニで表紙買いした掲題の雑誌、特集テーマは「読書術」です。

結論から言えば「あなたが本を読むビジネスマンなら絶対購入おススメ!」ってレベルで、なかなか面白い内容でした。

  • 第一部は5人の著名人のインタビューで、それぞれユニークで独特な「プロフェッショナルな読書術」が紹介されています。
  • 第二部は教授やジャーナリストなど各界の専門家たちが「読書の技術」にフォーカスして紹介されています。
  • 第三部は「本との出会い方」と題して、書店のススメやビジネスマンが読むべき本の紹介でした。

他にオリラジ中田さんの「勉強法」というコラムも大変面白かったので紹介します。

特別企画としては「働き方改革」について先鋭的な取り組みを行っている企業のインタビューがあり、こちらも大変面白かったです。

では、行ってみましょう。

第一部 読んだ本を確実に活かすプロフェッショナルの読書術

「自問自答しながら味読する」SBIホールディングス社長 北尾吉孝 氏

 

古典をよく読んでいるという北尾氏、その読書術は「味読」。

書いてあることをそのまま鵜呑みにせず、「自分の場合はどうか?」「違う場面だがこういう所でも生かせるのでは?」と対話をしながら読むという方式。

古典は長い歴史を超えて伝えられてきた「不変の原則」が詰まっており、例えば中国古典を読めば中国の興亡を通して経営組織が学べるとのこと。

 

本はただ読んでも意味が無いというのは凄く納得がいきます。実際私は今までかなりの本を読んできたはずなのに、思い出せる内容というのはほんの一握り。とても心に残ったことは自分の実践に生かせてきたことだけ。

なので、常に自分の知識や経験、状況に結び付けて本を読んでいくような能動的な読み方は、本の理解という上でも実践に繋げて行くという流れを考えても理に適っていると思います。

今回ブログを始めたのも、この味読に代表されるような、能動的でアウトプットの伴う読み方をしたい、というきっかけでした。

 

「 5冊同時」に多読してアイデアの種を書き留める 博報堂ケトル社長 嶋 浩一郎氏

 

仕事の資料として読む本とは別に、常に「5冊同時」に並行して読書をするとのこと。

このうち2冊を自分の興味の無い本を選ぶことによって、アイデアの幅を広げたり、意外な関連性や流用性を見つけられるとのこと。そして、いつも「本を役立たせよう」と気張って読むのではなく、気楽に楽しむために読み、積ん読や2度買いなんのその。気楽に読めばいいじゃない、というスタンス。

本にはとにかく沢山のポストイットを貼り、そこをまた一か月後に読んでそれでも面白い物は愛用のアイデアノートに書き込む、ということをしているそうで。

 

私も常に5冊とはいかないですが、並行で色々読むことが多く、しかし読んだらそこでおしまい、いつか気が向いたら2度目を読むかというレベルでした。

私も見習ってポストイットをどんどん貼り付け、後日見直すという習慣を付けるべく、早速紹介されていた3Mのポストイットの付箋を買ってきました。薄くて小さくて読書のお供にいい感じです。

 

ちょっと話はそれますが、本誌で連載しているオリラジ中田さんの悩み相談コラムで「勉強法」として”エビングハウス忘却曲線”についての話が出てきます。

人間は情報を得た直後から忘却が始まり、20分後に42%、1時間後に56%、1日後には74%を忘れるそうです。これを避けるためには、この曲線が下がりきる前、比較的短いスパンで覚えなおすことが有効とのこと。

なので、本を読んでいる時に覚えて起きたい箇所があったら付箋をどんどん貼っていき、後でそこをさっと読みなおす、という学習方法も有効そうです。

 

・・本日はここまで。続きは後日書きますね。